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マツダ、2009年度業績予想を上方修正
-第2四半期から黒字転換の見通し、通期営業損益は370億円改善し、営業損失は130億円に上方修正-
マツダ株式会社(以下、マツダ)は本日、期初に公表した2010年3月期業績予想の上方修正を発表しました。
【2009年度第2四半期累計業績予想】 2009年度第2四半期累計の期初予想を、売上高9,300億円、営業損失600億円、当期純損失500億円としていましたが、売上高は700億円増加し1兆円、営業損失は370億円改善の230億円、当期純損失は240億円改善の260億円となる見込みとなりました。これは主に、期初予想からグローバルでの販売台数が増加およびユーロなどが円安で推移したことによるものです。
グローバル販売台数は、日本、米国、欧州など各国政府の景気刺激策による需要拡大効果や、新型「Mazda3」(日本名:マツダ アクセラ)の好調な販売などを背景に、期初予想から2万9千台増加の57万2千台を見込んでいます。為替レートは、1米ドル96円(前回公表95円)、1ユーロ133円(同125円)の見通しです。
第2四半期の営業損益は、上記要因に加え一層のコスト削減も寄与し、下半期に計画していた営業損益黒字化を前倒しで達成する見通しです。
【2009年度通期業績予想】 2009年度の通期業績見通しにおいても、期初予想を修正します。グローバル販売台数は、期初予想の110万台から5万5千台増加の115万5千台。欧州では、下半期においてスクラップインセンティブの反動によるマイナス影響が予想されますが、グローバルに導入した新型「Mazda3」が本格的に寄与すると見込んでおり、グローバル販売台数は前年比8%減までマイナス幅が縮小します。なお、下半期の為替レートは、1米ドル88円、1ユーロ130円としています。上半期での上方修正およびこれらの下半期の見通しを踏まえ、通期業績は、売上高は2兆1,300億円、営業損失は130億円、当期純損失は260億円へとそれぞれ改善する見通しです。そのうち、営業損益は、期初計画の営業損失500億円から370億円の改善を見込んでおります。
現時点では、前期から行っていた在庫の適正化のための調整が全て完了し、生産台数は販売に見合ったレベルとなっています。マツダは、国内工場の稼働率80%で利益を確保できるコスト構造への転換を加速し、スリムで筋肉質な経営体質の構築をさらに推進していきます。
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